こんにちは!

8/10〜10/24の期間、南三陸YES工房でインターンシップを行っている

東北芸術工科大学3年の川合佑汰と言います。

今回は南三陸の将来像について・南三陸YES工房が森林資源活用に向けて行っていること、そしてその想いについて紹介させていただきます。

 

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【 南三陸YES工房とは】

宮城県の東北部、南三陸町の山間部に位置するYES工房は、町の名産品であるタコをモチーフにしたオクトパス君グッズや、まゆ細工製品、そして南三陸杉を中心とした木工製品を制作しています。(南三陸杉については、こちらのコラムでもご紹介しています。ぜひご覧ください。)

 

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【 私が南三陸YES工房にインターンシップすることにした経緯 】

本題に入る前に、そもそも私が南三陸YES工房にインターンしたきっかけを紹介させてください!

私には南三陸とは別の地域で林業をしている知り合いがいます。その方から林業が抱える課題など今の森林を維持することへの想いを聞いたり、森林で楽しむ彼の純粋な姿勢を見て、課題は抱えながらも次の世代のために森林を守る大人がかっこいいなと思いました。また、デザインの分野で学生の自分でも何が役に立つのか、自分の力を社会で試してみたいという想いがありました。林業に従事している人に近づけ、自分の力を試すことができるこのインターンシップで成長できたら良いと思い、参加を決意しました。

 

今回の南三陸YES工房のインターンシップでの私の役割は、YES工房に限らず「南三陸の森林」の価値をより深く皆さんに知っていただきたく、広報として発信していきます!

 

少し長くなりますが、YES工房のことをまだ全然知らないという方も、日頃からYES工房を応援してくださっている方も、ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

 

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【 南三陸町の将来像 】

さて、YES工房は南三陸の森林に関わる地場産業の創生を目指し、近年、木に携わる様々な活動を展開しています。なぜそのようなことを行っているかというと、それは南三陸町の将来像に共感しているからです。

 

南三陸町は東日本大震災を通じ、森里海の豊かな自然こそが自分たちが持つ何よりの資源であるということに気づきました。そこで震災後に「森・里・海・ひと いのちめぐるまち」を町の将来像として掲げ、豊かな自然が循環する持続可能なまちを目指して様々な取り組みを行っています。

そんな南三陸町の一員として、YES工房では「森」の面から地場産業の創生に向け、一歩ずつ歩みを進めているのです。  

 

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【 南三陸YES工房の取り組み 】

YES工房では木材利用に関して3つの事業を行っています。

①モノづくり体験

南三陸杉(FSC材)などの地域資源を活用した体験教室

②Fab Lab推進

モノづくりを通じた地域住民の新たな交流の場づくり

③製品開発

職人とデジタル工作機を活用した南三陸杉の振興

 

YES工房は①〜③の事業を通して、森に関する地場産業の創生を目指しています。

 

現在私たちは③の領域でインターンを行っており、私を含め3人の大学生が、YES工房の職人と共に、子どもたちの想像力を高める木製プロダクトの開発に挑んでいます。

 

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【 目指すのは地場産業の創生 】

これら3つの事業を進めるうえで、YES工房が大切にしていることは、単に商品が売れて自社だけが儲かるのではなく、商品がお客様に届くまでの過程(サプライチェーン)に関わるすべての関係者、すなわち川上にいる山主・素材生産者、川中の木材製材所、川下の建築会社・木工所のすべてがそれぞれに利益を得ることができる状態を目指していることです。

 

今回の大学生インターンシップでは、そうした森林に関わる地場産業の創生に向けた製品開発や森林資源の価値発信をミッションとして活動を行っています。この広報を作りながら、私自身も南三陸町全体のビジョンとYES工房の木材利用の想いに心打たれました。

【 最後に 】

現在私たちが取り組んでいるインターンシップも、森林に関わる地場産業の創生に繋がる製品を開発すること、そして森林資源の価値をきちんと発信することをミッションとしています。作る木製製品は、親子の思い出として心に刻まれ、作る過程で子どもの想像力が高められるものを開発していて、南三陸木材活用のために、ある程度の大きさが見込まれるものを想定しています。

私たちインターン生は3人とも南三陸町外に住んでいるため、話し合いなど、ずっとオンラインで活動しています。そのためか、私自身インターン開始直後は、木製プロダクトがうまく開発できればいいなとだけ思っていました。

しかし今回この記事を作る過程で、南三陸町全体のビジョンとYES工房の想いに心を打たれたと同時に、自分たちが今取り組んでいることが南三陸町全体のビジョンの実現につながることを想像し、適度な緊張感と、とてもワクワクした気持ちに包まれています。これから他の2人のインターン生と一層頑張っていきたいと思います!

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いかがでしたか?

今回は南三陸の町としての将来像から、YES工房の木材活用についての取り組み、そして取り組みの先にある地場産業の創生について紹介させていただきました。

次回以降の投稿では、森林のサプライチェーンを担う皆さんへのインタビューの様子をお伝えする予定です。乞うご期待ください!

南三陸YES工房 インターン生 川合佑汰